不動産の繁忙期とは?

2024年06月01日

不動産の繁忙期とは?

 

こんにちは!株式会社としぶん ガマホームです♪

物件探しにおいて、適しているタイミングはいつなのでしょうか。

不動産業界は、時期によって忙しさが異なり、不動産会社の対応や取り扱う物件の数も大きく変わります。

本記事では、不動産業界の繁忙期、閑散期、物件探しのコツを詳しく解説します。

 

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1. 不動産業界の繁忙期、閑散期とは?

 

不動産業界には「繁忙期」「閑散期」があり、時期によって取り扱う物件の数が異なったり、物件価格や家賃にも大きく影響したりします。

繁忙期と閑散期はいつ?

一般的に不動産業界における繁忙期は、不動産売買、賃貸ともに1〜3月を指します。4月からの新生活に向けて、住宅を購入したり、新しい賃貸を借りたりする人が多いため、不動産業界では1年を通して一番忙しい時期です。

不動産売買では1〜3月に検討、購入してもらうために、新築、中古ともに売りに出す物件が増えます。

不動産賃貸でも4月入居に向けて、取り扱う物件の数が増えるため、不動産会社の忙しさはピークを迎えます。

ただし、新築マンションや新築建売物件は、入居が1〜3月でも、それよりかなり前から販売していることもあるため注意が必要です。

一方、不動産業界における閑散期は、6〜8月頃と言われています。

繁忙期での引っ越しシーズンが終わり、新しい住宅を検討する人が比較的少ないことや、梅雨、台風、猛暑などで来客が減少することが理由として挙げられます。

不動産会社の忙しさも落ち着いているため、繁忙期にはできないキャンペーンをしたり、不動産賃貸では家賃の値下げ交渉に応じたりする会社も多いでしょう。

1~12月で忙しさはどう違う?

不動産業界では、季節によって、取り扱う物件数が異なるため忙しさは大きく変わります。

1~12月の季節ごとの不動産業界の様子を紹介します。

1~3月

不動産売買では、購入、売却ともに件数が増えるため、成約数が急増します。

不動産賃貸でも退去、入居ともに件数が増えるため忙しさはピークになります。
引っ越しシーズン真っ只中のため、売却や退去にともなうリフォームやハウスクリーニングの対応なども加わるため、1年の中で一番あわただしい時期と言えるでしょう。

4~5月

繁忙期が終わり、少し落ち着き始める時期です。条件の良い物件は決まっていることが多いですが、3月末退去の人や繁忙期を避けて落ち着いて検討したい人がいるため忙しさは残るでしょう。

6~8月

1年を通して、不動産業界が一番落ち着く時期です。梅雨や台風、猛暑などの影響により、客足が減少します。そのため不動産賃貸では、家賃の値下げ交渉に応じてもらえる可能性が高くなったり、引っ越し料金の相場が安くなったりする時期になります。

9~10月

転勤シーズンに入るためファミリー向けの物件が増え、不動産賃貸では第二の繁忙期とも言われます。事前に予約しないと対応してもらえないこともあるため注意が必要です。

11~12月

12月は特に不動産売買では成約数が減少します。1月からの繁忙期に向けて準備をする不動産会社が多いでしょう。

不動産売買と不動産賃貸では、繁忙期、閑散期が違うと思われがちですが、意外と重なる時期が多いです。不動産売買、不動産賃貸にかかわらず、新生活のための準備や、進級、転勤などにあわせて新しい住宅を探すためと言えます。

2. 不動産業界の繁忙期の特徴

不動産業界における繁忙期の特徴は以下の通りです。

物件数が最も多い

繁忙期は、不動産売買、不動産賃貸ともに取り扱う物件の数が最も多くなります。4月からの新生活のため、物件を売却に出す人、退去する人が増えることが理由となります。

さらに、新築物件の情報も増えます。賃貸用としてマンションやアパートを建てるオーナーは、繁忙期にあわせるように2〜3月に建物を完成させることが多いためです。入居者の募集は、1〜2月にされることが多いため、公開される物件の数が増えることになります。

また、物件の動きも早いため不動産情報サイトに載っていない未公開物件の情報が増えるのも繁忙期の特徴です。

希望の条件が多い人や設備が新しく充実している新築物件を好む人は、繁忙期に物件探しをすることをおすすめします。

引っ越し料金が一番高い

引っ越しの料金相場は、引っ越す時期によって大きく変動します。引っ越し会社が1番忙しくなる3月が引っ越し業界の繁忙期で、料金がもっとも高くなる時期です。新生活のために3月の引っ越し件数が急増するため、荷物の量や距離によっても変わりますが、引っ越し料金も2倍以上に跳ね上がることも少なくありません。

また、3月の引っ越し件数は非常に多く、特に土日祝日や3月下旬は、引っ越し会社によっては予約を取ることすら難しくなります。

どうしても3月に引っ越す事情がある人は仕方がないですが、少し時期をずらすだけで引っ越し料金は大きく変わるため、3月を避けて引っ越しすることをおすすめします。

対応してもらえる時間が短い

不動産会社にとって、繁忙期の忙しさはピークになるため、1組のお客様に対しての対応時間は短くなるのが実情です。そのためじっくり時間をかけて相談したり、複数の物件を内覧したりすることも難しいことが多くなるでしょう。

繁忙期に物件探しをする人は、あらかじめ自分である程度検討したり、物件を絞り込んだりする必要があります。繁忙期を避ければ、時間をかけて検討する、複数の物件を内覧して決めることも可能になるでしょう。

競争相手が多い

繫忙期には物件数が多いことはメリットですがその分、競争相手が多くなります。不動産売買、不動産賃貸にかかわらず、条件の良い物件はすぐになくなってしまうことも少なくありません。検討している最中にタッチの差でなくなることもあるため注意が必要です。

しかし、なくなるかもしれないとよく検討せずに焦って決めてしまうと後悔することもあるので、あらかじめ譲れない条件の優先順位を決めるなど対策しておくことをおすすめします。

また、競争相手が多いため、不動産売買では物件価格の値下げ交渉、不動産賃貸では家賃の値下げ交渉は難しいでしょう。

3. 不動産業界の閑散期の特徴

不動産業界の繁忙期は気をつけるべきポイントが多いですが、閑散期にはどういう特徴があるでしょうか。不動産業界の閑散期の特徴は以下の通りです。

コストを抑えられる可能性が高い

繁忙期を過ぎている閑散期には、不動産売買、不動産賃貸ともにコストを抑えられる可能性が高いと言えます。

不動産売買では、高く売れる可能性が高い繁忙期を過ぎているため、物件価格の交渉がしやすいでしょう。
不動産賃貸においても入居が決まる可能性が高い繁忙期を過ぎているため、家賃や敷金、礼金などの初期費用の交渉がしやすくなります。

また、家賃などの金銭面だけでなく、古くなった住宅設備の交換交渉も可能です。築年数によってもかわりますが、エアコンや給湯器、水回りなどの住宅設備を交換することで入居が決まるならばと、交換に応じる賃貸オーナーも数多く存在します。

閑散期に新しい賃貸物件を借りる場合は、すぐに契約せず、交渉してみることをおすすめします。

じっくり物件を見られる

閑散期には、来客が少ないためじっくり対応してもらえる可能性が高いです。複数の物件を見学して検討することが可能でしょう。繁忙期に比べると物件情報が少ないことがデメリットですが、出ている物件の中で、焦らずじっくり検討できることはメリットだと言えます。

また、繁忙期には難しいことですが、ある程度エリアや家賃などの希望を伝えると、条件にあう物件がいつぐらいに退去しそうか教えてもらえる場合があります。

物件数が少ないため条件にあう物件がない場合は、不動産会社の担当者に相談してみることをおすすめします。

しつこい営業にあたる可能性がある

閑散期はじっくり物件を見られるため、丁寧に対応してくれる担当者が多い中、契約をとりたいためにしつこく営業をしてくる担当者もいるため注意が必要です。

希望する条件の物件がない場合は、あいまいな態度をとらず、はっきりと理由を言って断ることをおすすめします。直接言うことが難しい人はメールで伝える方法もあります。

物件数が少ない

閑散期は繁忙期と比べると物件数が少なくなります。希望する物件の条件が多い人は物件探しに苦労する可能性が高いと言えます。不動産賃貸では、繁忙期にあわせて建築する賃貸オーナーが多いため、新築物件も少なくなるでしょう。

希望する条件が多い人や設備が新しく充実している新築物件を好む人には、閑散期に物件探しをすることはおすすめできません。

4. 物件を探すのは繫忙期、閑散期どっちがいい?

 

それでは、実際に物件を探す場合、繫忙期、閑散期どちらのほうが適しているでしょうか。繫忙期、閑散期の特徴を踏まえたうえで、それぞれの物件の探し方のコツを紹介します。

繫忙期に物件を探す場合のコツ

繁忙期に物件を探す場合は、必ず事前に予約を入れるようにしましょう。繁忙期は来客が急増するため、予約を入れないと対応してもらえないことも少なくありません。土日は特にですが、直前だと予約で埋まっていることも考えられるため、一週間以上先など余裕をもって予約を入れることをおすすめします。

また、新築物件含め物件数の数は多いですが、競争相手が多いため、じっくり検討することが難しいでしょう。不動産売買、不動産賃貸にかかわらず、希望の条件をリストアップし、優先順位をつけておくことをおすすめします。

タッチの差でなくなって後悔しないように、希望の条件にあう物件を見つけた場合は決断できる準備をしておくことが重要です。

売買契約や賃貸契約ができるように、事前に必要書類や手付金の準備をしましょう。

閑散期に物件を探す場合のコツ

繁忙期のデメリットが苦手な人は、閑散期に物件探しをすることをおすすめします。閑散期であれば競争相手が少ないため、焦って契約して後悔する可能性は低いと言えます。

閑散期に物件探しをする人は、不動産売買では物件価格の値下げ交渉を、不動産賃貸では家賃や敷金、礼金などの初期費用の値下げ交渉をするようにしましょう。不動産業界の閑散期は、引っ越し業界の閑散期とほぼ同じため、引っ越し料金も安く抑えることができます。

また、閑散期はじっくり物件を見られることはメリットですが、しつこい営業にあたる可能性があるため注意しましょう。

希望の条件に合う物件がなかなか見つからない場合は、担当者に伝えておくことで、希望の条件の物件がいつ空きそうか教えてもらえる場合があるためおすすめの方法です。

 

不動産会社が忙しい曜日は?

不動産売買か不動産賃貸によって変わりますが、土曜日、日曜日、祝日、月曜日が忙しいです。

土日祝日は、仕事が休みの人が多いため、来客が多く、売買契約や賃貸契約も多くなりがちです。土日祝日の契約の手続き関係や書類の後処理があるため、月曜日までは忙しくなります。

金曜日の午後からは、土日祝日の来客対応の準備で忙しくなることもあるため、不動産会社の休みの日を除いた火曜日〜金曜日の午前中までがおすすめです。

有休を取ることが可能であれば、繁忙期でも比較的相談できる時間を取ってもらえる可能性が高くなるでしょう。

不動産会社が忙しい時間帯は?

来客は土日祝日が多くなります。午前中はゆっくりして午後から動き出す人が多いため、13:00~閉店までは忙しい時間帯と言えます。

何曜日に来店するかによって変わりますが、基本的には午前中がおすすめです。

繁忙期の中でも狙い目の時期は?

不動産賃貸では短いですが、1月中旬までが比較的家賃の値下げ交渉がしやすいため狙い目と言えます。1月中旬以降は、繁忙期に向けて家賃の値下げ交渉が難しくなるため注意が必要です。

不動産売買では、1〜2月が狙い目と言えます。賃貸と違って、慎重に検討するため1~2月で検討して3月に契約する人が多いです。1〜2月であれば条件の良い物件を契約できる可能性が高いでしょう。

ただし、1月は売りに出ている物件が少ないこともあるので、1月に希望する物件がない場合は、2月まで待つことをおすすめします。

まとめ

不動産業界における繁忙期、閑散期では、取り扱っている物件数が異なり、不動産会社の対応や交渉のしやすさなども変わります。

新生活のために引っ越しを急いでいる場合は、繁忙期での対策をすることをおすすめします。

閑散期に物件探しをする人は、注意点を踏まえたうえで探しましょう。

 

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